白亜の漆喰壁と深紅の木板 コントラストの家
全体の壁は漆喰を塗り、乾燥させた後に表面を掻いて削り落とした独特の施工手法の仕上げ。近づいて見てみると外壁の表情が粒上に現れて、素材感が浮き出されてとても面白い仕上がりになっています。前に出したリビング部分の外壁の一部には、厚みのある杉の板材を交互に縦張りし、インパクトある赤で塗装しました。ところどころに表した木の表情も全体的にポイントとなって効果的印象を与えてくれます。
建物中央には設計的にアクセントとなる部分を張り出させて、シンプルな形になり過ぎない様にデザインしました。建物の設計では、平面的な間取りを使いやすく安全で快適な充実を求めると同時に、立体的に見た外観のデザインやカラーリング、機能性や耐久性など、たくさんの視点から見た総合的設計が必要となります。外観デザインはとても大切な要素です。
外観の見た感じは、見る角度や高さ、外の明るさや季節よっても変化します。南から見ても北から見ても、俯瞰的に上から見ても下から見上げるように見ても、どれもが美しく格好良く映し出されるような、そんな外観デザインを設計することが、プロの仕事だと思います。
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